秋田市に住む40代の女性が、SNS上の副業広告を通じて「作業を間違えた」などと嘘の説明を受けて現金約290万円を振り込み、だまし取られていたことが分かった。
秋田市に住む40代の女性は4月9日、SNSで副業に関する広告を見つけ、相手と連絡を取ったところ、「動画を見ながら画面をそのままデータ化するスクリーンショットを撮って送信するだけで、稼ぐことができる」と説明を受けた。
その後、女性は「あなたは作業を間違えた。作業を完了させる必要がある」などと現金を振り込むように持ちかけられた。そして、4月12~15日までの間に、指定された口座に複数回にわたって現金約290万円を振り込み、だまし取られた。
女性は、同様の手口で詐欺の被害に遭ったというテレビのニュースを見て不審に思い、18日に警察に届け出たという。
警察は、インターネットを通じた簡単な作業で報酬が得られるなど持ちかけ、現金を振り込ませるのは特殊詐欺の手口だとして、不審な広告などにアクセスしないよう呼びかけている。