秋田県由利本荘市に住む50代の女性が、副業の広告をきっかけにうそのもうけ話を持ちかけられ、現金約537万円をだまし取られていたことが分かった。
由利本荘市の50代の女性は3月中旬、スマートフォンで動画投稿サイト・You tubeを閲覧していたところ、副業の広告が表示されアクセスした。
すると見知らぬ相手から無料通信アプリ・LINEを通じて連絡があり、「動画を見ながら画面を画像ファイルにする『スクリーンショット』にして送れば200円から700円の報酬を得られる」と持ちかけられた。
さらに「暗号資産の口座に入金し操作すればもっと利益を得られる」などと言われ、指示通り作業したが、「操作の間違いで損失が発生したため違約金が必要」と金を要求された。
女性は9月1日まで10回にわたり、指定口座に現金約537万円を振り込み、その後、暗号資産の利益を引き出そうとしたところ、「出金に390万円必要」と言われたため不審に思い、警察に相談してだまし取られたことが分かった。
警察は「簡単にもうけられる副業がある」などといった広告サイトからSNSに誘導され、現金をだまし取られる被害が多発しているとして、注意を呼びかけている。