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50万円報酬も…「ドローン副業」参入者急増 元ギャルは会社設立「OLより稼げる」【もっと知りたい!】(2023年7月18日)

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 今、副業として注目されているのがドローンです。中には1回で50万円の高額案件もあるという「ドローン副業最前線」を取材しました。

■ドローンパイロット スクール生が増加 なぜ?

 ドローンは、田畑での農薬散布や橋のインフラ点検など、様々な分野で活用が進んでいます。インプレス総合研究所によると、ドローンの市場規模は年々増加していて、昨年度には3000億円を突破しました。5年後(2028年度)には、1兆円に迫ると試算されています。

 そんなドローンの可能性に目を付けた人たちが今、続々と訪れている場所があります。東京のアクアシティお台場にある「ドローンスクール東京」では、ドローンパイロットを目指し、資格取得のために受講する人が急増しているのです。

 マスターインストラクター・竹内凌央さん:「年々、増えています。前年比1.3倍ずつくらい増えている」

 スクール生が増加した理由の一つが、去年末に国がドローン免許の国家資格制度を導入したことです。資格を取れば、飛行が許されていない場所で飛ばすことができたり、面倒な申請が省けたりするなど優遇されることになったのです。

 竹内さん:「(Q.どれくらいの期間で取得できる?)最短で1日(午前10時~午後5時)かけて3日間です」「(Q.費用は?)ぴったり30万円くらいになります。車の免許と同じくらい」

 決して安くはない費用ですが、スクール生たちは、なぜ資格取得を目指すのでしょうか?

 高校生(17):「大学は留学する予定なので、アメリカの大学はこういう経験を積んだ方が入りやすい」

 建設関係の会社員(40代):「仕事に生かせると思って、国家資格が始まったということで、将来的に副業として成り立つのではと考える」

 スクールによりますと、「仕事や副業にしたい」などビジネス目的で取得を目指す人が半数に上るといいます。

■シングルマザー 1件100万円以上の依頼獲得も

 では、資格を取った後、どれくらい稼ぐことができるのでしょうか?

 ピンクのつなぎにピンクのヘルメット、爪にはピンクのマニキュアと全身ピンクで着飾った女性がいます。彼女は何をしているのでしょうか。

 「外壁のタイルの浮きや雨漏りの調査をしています」と話すのは、アミライズ代表・三木綾美さん(40代)です。

 ドローンパイロットの三木さんは、この日は依頼を受け、工業用ゴムを製造する会社の外壁を赤外線カメラを搭載したドローンで調査しています。外壁全体を念入りに調べていきます。
 
 三木代表:「ここ、ここ、ここ。これ(株)の下の所は?」

 すると、気になる箇所を見つけました。

 三木代表:「ここにちょっと温度変化があって、ここだけちょっとグリーンになっている。他の所より温度が低くなっている。他のタイルよりも。シーリングが切れて、水が入っている可能性がある」

 タイルとタイルのつなぎ目を埋める充填剤「シーリング」の劣化。赤外線カメラなら、見た目では分からない疑わしい場所を見つけることができるのです。

 そんな三木さんに、気になる疑問があります。

 三木代表:「(Q.なんで全身ピンク?)元々、ピンクが好きなのもありますけど、何かあった時に思い出してもらえるのが大きい。『ピンクのドローンの女の人』と思い出してもらえると、仕事につながるので」

 高校生の息子を持つシングルマザーの三木さんは、30代まではブランド物好きのイケイケギャルで、ぜいたくするためにお金を稼ぐことばかり考えていたといいます。

 そんな三木さんを気に掛けた知人から、4年前にドローンの仕事を勧められたことがきっかけで、会社を設立しました。未経験ながら地道に実績作りに励んだ結果、今では1件100万円を超える大きな依頼も舞い込むようになりました。

 三木代表:「普通に働いているOLさんより、2倍ぐらいは稼げている。子どもが何かしたいと言った時に、お金がないからやらせてあげられないということは、母親として言いたくないという気持ちがあるので、何とか頑張りたいなと」

■副業で3カ月間で70万円以上稼いだ人も…

 一方、副業でドローンの操縦を行う人もいます。ある若者は、真剣な眼差しでドローンを手に取っていました。
 
 Tech Drone・藤本皓己代表(22):「株式会社Tech Droneという会社を経営していて。あと大学にも通っていて、大学4年」「(Q.大学生で社長?)一応」

 去年、藤本さんは大学に通う傍ら、会社を起業しました。ドローンを使った撮影や製品のプロモーションを手掛ける一方で、ドローン副業を考える人たちに対し、情報発信も行っています。

 そんな藤本さんに、ドローン副業の収益について聞いてみました。

 藤本代表:「空撮とか撮影だけなら、1回あたり3万~5万円。いいもので10万円。PR動画とか、がっつりしたものだと、1案件で30万円とか50万円。高額なものもありますね」

 空からの撮影だけだと単価は数万円ですが、撮った映像を編集してPR動画の作成まで行うことで10万円を超える金額を手にすることができるといいます。

 藤本代表:「実際、業界としては点検とか伸びていて、規模によって大きく変わってくるが、個人の屋根点検とかだと、最初は2万円とか3万円の日給でやる方が多いです」

 今、一番需要があるのが、三木さんも行っていた外壁や屋根の点検といいます。副業にもかかわらず、3カ月間で70万円以上稼いだ人もいるということです。

 藤本代表:「将来性を考えると、挑戦する価値はある」

(「グッド!モーニング」2023年7月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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