ジャニー喜多川氏による性加害問題で、被害を訴えていた男性が死亡していたことがわかりました。遺族が旧ジャニーズ事務所の対応が不十分だったことなどを訴えました。
捜査関係者らによると、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に所属していた大阪府内の40代の男性は、10月13日未明、大阪府箕面市の山中で死亡しているのが見つかりました。
SNS上での誹謗中傷に悩んでいたという男性。近くには遺書のようなものがあり、自殺とみられています。
「当事者の会」のメンバーには「嘘つき」「金目当て」などの誹謗中傷が相次いでいて、一部のメンバーは刑事告訴したり被害届を提出したりしています。
そして死亡した男性の家族は14日、代理人を通じてコメントを発表。
男性は今年5月、旧ジャニーズ事務所に被害を申告したものの5か月以上事務所から連絡はなく、さらにSNSなどで受けた誹謗中傷についても事務所から具体的な対策は示されなかったといいます。
遺族の代理人は旧ジャニーズ事務所の「SMILE-UP.」には「真摯で適切な対処を求める」とコメントしています。