ジャニーズ事務所が公式サイトを更新し、いわゆるNGリストが作成された経緯を説明しました。写真入りのNGリストは会見の当日に作られ、会場と同じビルのコンビニエンスストアで印刷。複数の担当者にLINEで共有されていました。
今月2日のジャニーズ事務所の記者会見で発覚した、いわゆる「NGリスト」。10日、ジャニーズ事務所は経緯を説明するため、実際の「NGリスト」など資料を公開しました。黒塗りの部分に顔写真があったといいます。
先月30日、会見を運営するFTIコンサルティングとの打ち合わせの時には「NGリスト」には顔写真は付いていなかったそうです。この時、ジャニーズ側からの出席者は東山社長、藤島代表取締役、井ノ原氏のほか、担当者や弁護士らだったといいます。その場で不規則発言する記者などへの対応についてFTI側から「指名候補記者リスト」「指名NG記者リスト」との記載がある資料が配られたというのです。
NGの記者にも発言させるべきだというジャニーズ側にFTI側はこう説明したといいます。
ジャニーズ事務所の公式サイトから(きのう):「『NG』の意味について『指名しない』という意味であるという説明はなく『NG』というのはあくまで『要注意』であり発言順序を留意する必要があるという意味であるという趣旨の説明があった」
「NG」の意味は「指名しない」ではなく「要注意」だというのです。
NGリストは会見の3時間ほど前の午前11時前にFTIの担当者が顔写真付きにして独断で作成。会見場と同じビルのコンビニエンスストアで印刷したといいます。会見にも出席したジャーナリストの鈴木エイト氏はこう指摘します。
ジャーナリスト 鈴木エイト氏:「なぜコンビニで。細部に甘さというかセキュリティーのなさを感じます」
また、その情報はFTIの担当者だけでなく、業務委託していたイベント運営会社の受付担当者など複数人でLINEで共有されていたといいます。
ジャーナリスト 鈴木エイト氏:「非常に漏洩(ろうえい)しやすいし、紙だけで、デジタルで証拠を残さないとか色々な防衛の防波堤がある。非常に緩いですよね」
ジャニーズ事務所は「司会者は“NG記者”も指名して発言させている」としています。
ジャニーズ事務所の公式サイトから(きのう):「『氏名NG記者』(※原文)とされている記者については不規則発言を伴う質問を含めてジャニーズ事務所側は複数の質問に回答している」
また、11日、FTIはテレビ朝日の質問に対し、ジャニーズ事務所の調査内容について「ジャニーズ事務所様からの発表の通りでございます」と回答しています。
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