2019年に日本から撤退したアメリカのファッションブランド「フォーエバー21」が、再び日本に進出します。その新たな戦略を取材しました。
■“新戦略”は…店舗で試着 購入はネットで
21日から、東京・渋谷の期間限定店とオンラインで販売を始めるフォーエバー21。報道陣に公開された店舗には、日本人向けにデザインした商品およそ120点が並びました。
ただし、この店舗では商品を買うことができません。客が試着をすると、プロのカメラマンが撮影して、画像をスマートフォンに転送。それを見て気に入れば、オンラインで購入します。
つまり、店舗はショールーム。販売の軸足はインターネットという戦略です。
クリエイティブディレクター・野田源太郎氏:「触っていただき、クオリティーを感じていただければ、今回のフォーエバーは前回と違うというのが、明確に分かるのかなと」
以前は、1枚数百円のシャツも扱っていたフォーエバー21。今回は、商品の価格を平均およそ4000円に設定します。
少し高いようにも感じますが、素材やデザインにこだわり、競争の激しいアパレル業界で差別化を図る狙いです。
さらに、リサイクルボックスを設置し、大量生産・大量廃棄の問題が指摘される「ファストファッション」のイメージからの脱却を図ります。
品質と流行を重視したカジュアルブランドとして人気を再び確立させることを目指します。
(「グッド!モーニング」2023年2月21日放送分より)
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