国会欠席が続くガーシー議員の処分が、22日に決まる見通しとなった。
今後、除名もあるのだろうか。
2022年の初当選から、国会に一度も来ていないガーシー参議院議員の新たな言動が注目を集めている。
その矛先は、自らの処分を議論している懲罰委員会の委員長・鈴木宗男氏。
ガーシー議員のインスタグラムより「オレをやめさせれるのはムネオハウスやなく、オレに票入れてくれた有権者だけやと!」
鈴木宗男議員「いろいろ言ってくれることは、私はありがたいと思っております。ただ、挑発に乗ったら私も同じレベルになりますので」
場外乱闘の気配も漂う中、16日、ガーシー氏の処分をめぐって懲罰委員会の理事懇談会が開かれた。
この中で、懲罰案を決める委員会を、来週21日に開催することを決定。
翌日22日の参議院本会議で、処分が議決される見通し。
処分は、今のところ4段階のうち、下から2番目の議場での陳謝になる見通しだという。
仮にこの処分が決まると、陳謝のための本会議の日取りが設定され、懲罰委員会が作成した「陳謝文」をガーシー氏が読み上げることになる。
しかし、この処分を受け入れず、欠席が続いた場合、あらためて懲罰委員会が開かれ、最も重い除名処分が下される可能性も。
その場合、ガーシー氏は議員の資格を失うことになる。
外堀を埋められつつある、ガーシー氏。
1月のインスタライブで、「3月上旬、お前らに会いに帰るから」、「オレは日本に帰ります。堂々と凱旋(がいせん)します」と話したものの、帰国の見通しは不透明なまま。
一方で、欠席への批判をかわすためなのか、ある行動を起こしたことがわかった。
国会議員に認められた権利の1つである、質問主意書を提出。
2月に入りガーシー氏は、国政に関する質問を質問主意書で行い、すでに6本が受理されている。
国会議員としての仕事ぶりをアピールする一方、懲罰委員長の宗男氏に対しては、挑発するような発言をしている。
ガーシー議員のインスタグラムより「こんなしょぼくれたジジイに参議院議員にしてもろたんちゃうわー、勘違いすな」
こうした発言を受け、FNNは16日、宗男氏を単独取材。
ガーシー氏の挑発を受け流す姿勢を見せた。
鈴木宗男議員「挑発に乗ったら私も同じレベルになりますので、私はここはじっと受け止めてればいいと思います。(ガーシー氏は)鈴木宗男という存在をそれなりに判断してるわけでありますから、私はありがたいと思っているんです」
返す刀で、ガーシー氏に対して、「議員として国会に登院すべき」と訴える。
鈴木宗男議員「“余計なこと”を言う前に、自分の立場の重みを考えて、約束を守ればすむ話であります」
この宗男氏の呼びかけにどう反応するのか。
ガーシー氏の次なる言動が注目される。
FNNプライムオンライン
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