【朗読】飇風(ひょうふう) 谷崎潤一郎【好色文学】
#朗読#文学#小説
すごいものを読んでしまった。ストーリーに何のひねりもない、ただただ異常に文章がうまい、例えるなら166キロのストレート。そう思って振りにいったら、インパクトの瞬間にバットが破壊、みたいな。
谷崎自身、強すぎる性欲を持て余していたと自分で書いている。その対処法として、美人の奥さんをもらうだけでは不十分で、結婚前などはもうひたすら変態的な小説を書くしかなかったのだろうか。本人、芸者は好まなかったらしいし。
そうそう、タイトルはつむじ風、の意味。急に激しく吹くやつ。
気になるのはあまりの伏字の多さ。どんなにエロいこと書いてたんだよ、と思わざるを得ない。これはこのままでいいんだよ、という研究者もいるけど、僕はもったいないと感じる。好奇心を抑えるのが辛い。原稿を発見すれば復元できるはずだけど、不可能なのかな。
ともかく感心してしまった。人格はどうであれ、やはり天才と呼ぶしかない。
谷崎潤一郎(1886~1965)による小説。25歳、明治44(1911)年の作。
谷崎潤一郎のウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E5%B4%8E%E6%BD%A4%E4%B8%80%E9%83%8E
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