奈良市で安倍元首相が銃撃され死亡した事件で、逮捕された男の刑事責任能力を調べる鑑定留置について、奈良地方検察庁が、2か月あまり延長すると発表しました。
ことし7月、奈良市で演説中の安倍元首相が銃で撃たれて死亡した事件では、無職の山上徹也容疑者(42)が、殺人の疑いで送検されました。
これまでの警察の調べで山上容疑者は、母親が多額の献金をしていた「旧統一教会」に恨みを募らせ、安倍元首相が団体と親しい関係にあると思いこみ、犯行に及んだとみられています。
今後の裁判で、刑事責任能力の有無が争点となる可能性があることなどから、奈良地検は、ことし7月から山上容疑者の鑑定留置を実施しています。
留置期間は、今月29日までの予定でしたが、奈良地検は先ほど、来年2月6日まで延長することが裁判所に認められたと発表しました。奈良地検は延長の理由を明らかにしていません。
(2022年11月17日放送「news every.」より)
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