安倍晋三元総理が銃撃されて死亡した事件から8月8日で1か月が経ちます。山上徹也容疑者(41)が安倍元総理の後方から近づき発砲するまでに約10秒あったことが捜査関係者への取材でわかりました。
安倍元総理が銃撃された事件から1か月が経った8月8日、事件があった近鉄大和西大寺駅前では手をあわせる人の姿が見られました。
(手をあわせた人)
「安倍さんが亡くなったことがすごくショックで。前を通るたびにすごくつらいです」
捜査関係者によりますと、山上徹也容疑者は演説開始時、安倍元総理の後方の歩道にいましたが、その後、車道へ出てきて数mまで接近して発砲したとみられていて、近づいて発砲するまでに約10秒あったことがわかりました。
警察庁は警備体制の検証を続けていますが、「後方を警戒する警察官がいなかった」としていて、8月下旬をめどに検証結果を取りまとめる方針です。
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