安倍元総理が銃撃され、殺害された事件から、8日で1カ月です。現場となった奈良市の大和西大寺駅前では、手を合わせる人の姿も見られます。
(西田麻衣記者報告)
事件後一週間の際に長い列ができていた献花台は、すでに撤去されました。
それでも、安倍元総理の死を悼む人たちが、8日朝も現場を訪れています。
現場を訪れた人:「(現場を)通るたびに、やっぱりつらいです、すごく」「手を合わせたくて。日本のために、本当に頑張って頂いた方なので」
殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(41)は、犯行の動機として、母親が多額の献金をしていた旧統一教会=世界平和統一家庭連合と、安倍元総理が関係していると思い狙った、という趣旨の供述をしています。
事件をきっかけに、旧統一教会との接点を認める国会議員らが相次ぎ、「教団と政治の関わり」の解明も急がれています。
一方、奈良地検は山上容疑者の鑑定留置を始めていて、11月29日までの期間中に、犯行当時の精神状態や生活状況などを調べます。
1カ月が経ち、現場は普段の風景を取り戻しつつありますが、事件の全容解明に向けた動きは、今後も続きます。
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