安倍元総理が銃撃された事件で、容疑者の男は自衛隊を退職後、少なくとも8回、転職を繰り返していたことが分かりました。
山上徹也容疑者(41)は、今年6月に仕事を辞め、事件当時は数十万円の借金を抱えていて、警察に対し、「仕事を辞めて所持金が尽きた。死ぬ前にやろうと決心した」という趣旨の供述をしていることが判明しています。
その後の捜査関係者への取材で、山上容疑者は仕事が長続きせず、2005年以降、少なくとも8回、転職を繰り返していたことが新たに分かりました。
親族によりますと、山上容疑者とは長年、連絡がとれていなかったということで、孤立を深めていた可能性があります。
奈良地検は、25日からの鑑定留置で、刑事責任能力があるかどうか、詳しく調べる方針です。
一方、警察は25日から改めて現場検証しています。
山上容疑者と安倍元総理や、銃痕が残っていた選挙カーの位置関係から、「2回の銃撃で、弾がどう飛んだか」などを調べています。
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